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社会科学

[イデオロギーを越える]『道具としての社会学理論 : 人間社会の解読をめざして』寺田篤弘

本書は,現実の社会を解釈し,自らの行動を決め,社会の改革に進むための「道具」として社会学理論を捉えたいという読者のために書かれている。社会学を社会の解読のための道具として利用しようとすると,理論の蓄積性の欠如とイデオロギー性が障壁となる。本書のねらいは,社会学理論を命題化することで,理論につきまといがちなイデオロギー性を払拭し,理論的蓄積を可能にすることである。
社会科学

[サクサク理解]『必ずわかる!「○○主義」事典』吉岡友治

要約 100個以上の「○○主義」「○○イズム」を,「生きていくためには,何を頼りにすればいいのか?」「私の心はどう働いているのか?」など,様々な切り口から解説。その主義主張の生まれた歴史的背景や,他の主義との違いなどにも言及。各章末に...
哲学・心理学

[図解] 書くことで気分が上向きになる3つの理由 ―250本の実証研究の分析結果

トラウマ体験を文章に書いて打ち明けることによって身体的・心理的に健康になる,ということは様々な実証研究から明らかになっている。では,なぜ書くことは身体的・心理的健康につながるのだろうか。本論は,250本の実証的論文をメタ分析することによって...
哲学・心理学

和田秀樹の半自伝『頭のいい大学四年間の生き方』

感想・レビュー『頭のいい大学四年間の生き方』(和田秀樹) 頭のいい大学四年間の生き方 (中経の文庫) posted with ヨメレバ ...
小説・物語

『ミステリーの人間学』―人間の心という真犯人を探る

要約・まとめ『ミステリーの人間学』(廣野由美子) 本書は,イギリス推理小説の系譜に,いかに「人間研究」という特徴が受け継がれているかを紐解き,ミステリーのもたらす作用について探究するものである。 ...
哲学・心理学

[図解]『細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』

図解『細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』 本書を図解すると,全体像はこんな感じ。 部分ずつこの図解を解説していこう。 「数学的思考力」=情報をフローチャートにまとめられる能力 「数学的思考力」とは何か。...
社会科学

『大学生に語る資本主義の200年』(的場昭弘)まとめと感想

要約『大学生に語る資本主義の200年』(的場昭弘) 資本家の利潤を低下させないために世界へ広がっていくが,資本主義社会の本質だ。しかしそれによって,資本主義社会の内外に格差や対立,不正義などのゆがみが大きくなっている。今後あるべき資本主義...
読書・知識

文献レビューの書き方―「先行研究」執筆にも応用可能!!

文献レビュー・論評(literature review)の2つの役割 文献レビューは2つの役割を持つ。 特定の研究テーマについての膨大な先行研究を読者が短時間で把握できるようにする。 個々の実証研究には扱えない,理論レベルでの結論を示...
読書・知識

[合理的]『自衛隊に学ぶメモ術』平野隆之他

平野隆之,松尾喬『自衛隊に学ぶメモ術』要約 自衛隊の合理的なメモ術を使えば,正しく・早く・楽に書くこと,読み返したときに「メモしてよかった」と安心できる内容を書くことができる。メモの方法やツール,意志・情報伝達のコツについて,ビジネスパー...
社会科学

[M・ヴェーバーの入門書]『社会科学における人間』大塚久雄

大塚久雄『社会科学における人間』要約 「社会科学における人間」という問題では,社会科学的な理論的思考の中で,人間がどういうふうに位置づけられるのか,ということを扱う。社会科学において人間は,所属する集団独自の思考様式である人間類型にしたが...
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